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今日の時計(やはり和食が一番) [たかが時計ですが・・]

今日の時計はグランドセイコーです。機械式GMT(二ヶ国時刻同時表示)のSBGM003というモデルです。



ちなみに前回の写真は、このモデルのぽっこり膨らんだ風防を横から見たものです。これは初代グランドセイコー(形は同じだが強化プラスチック)からの伝統の形で、この形をサファイアクリスタルで蘇らせるためにセイコーは4年の歳月を開発に費やしたそうです。

以前から、愛用のEXIIに大きな不満は無いものの、海外出張に使える機能がある、もう少しカジュアルさを抑えた、例えばジャガールクルトのメモボックスなどもいいな~と思い、手ごろなものを色々探していたのですが、縁がなかったり、APSubの入手で予算不足に陥ったこともあって年月だけが過ぎていました。SBGM003も知ってはいましたが、web等で見た写真がパッとしなかったこともあり、購入は全く考えませんでした。

そんな状況を変えたのがここ1年の強烈なユーロ高です。以前書いたように男の買い物を呼びかけると同時に“男の国産機械式?”を探す日々が始まりました。

そして、ふと立ち寄ったHARLEYさんのブログでSBGM003に再会したのです。HARLEYさんのブログで紹介されているSBGM003は、以前見た写真より遥かに立体的で輝いた文字盤を持ったシックな時計に見えました。早速カタログを入手するとそこにも中々シブい写真が載っているではありませんか↓



EXIIと機能的にはほぼ同一だし、何しろ国産最高峰といわれるグランドセイコーですから性能・サービスに不安はありません。以来、もしかしてこれが俺を男にしてくれる時計なのではないのかという思いがグルグル回り続け、財布の中身との相談が続いていたところ、最近になってそんな背中を押される出来事とちょっとした幸運もあり、アッサリと入手してしまったという次第です。

入手するにあたっては、自ら贅沢を戒めることで人生の王道を行くべきではないか?という葛藤もありましたが、輸入時計に押されっぱなしの純国産時計であることに免じて、西郷さんにも目を瞑ってもらえるだろう(笑)と信じて乗り越えました

入手後未だ一週間未満ですが、ザラツ研磨という職人芸で見事に磨かれた針、バーインデックス、ケースに目を細め、掌に心地よい重みを感じながら、日本の匠の技術に誇らしさを感じます。また、馴染むまでに最低半年かかるスイスの時計と比べて腕への馴染みが素晴らしく良く、何年も前から使っているような愛らしさを感じています。

歳を取ったのかもしれませんが、私にとってはイタリアンや中華もいいけどやはり和食が一番です。時計も同じなのかもしれません

ああ・・・時計を書くとついつい長文になってしまいます。ここまで読んでくれた方。ありがとうございます。
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コメント 4

みれー

はじめまして、こんばんわ[るんるん]
いつか一生ものの時計、つけてみたいです・・・[嬉しい顔]
かっこいいなぁ・・・
by みれー (2007-10-27 18:01) 

旅GLASS

みれーさん[ハート]とコメントありがとうございます。
一生ものの時計、早くみつかるといいですね[嬉しい顔]
by 旅GLASS (2007-10-28 10:25) 

Y

旅GLASSさん こんにちは

ご購入おめでとうございます!!
感想は、しかと読ませていただきました!

このSBGM003の気品は
とても素晴らしいものがありますね。
欲を言えば、
時刻を夜間認識できる機能があれば、
旅GLASSさんの用途には尚良いかもしれませんね。

お互い末永く愛用できるといいですね。
by Y (2007-10-28 23:09) 

旅GLASS

Harleyさん。ご訪問&コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、夜光があると便利ですね[嬉しい顔]
でも夜光を盛るとデザインが難しくなりますので、セイコーも悩むところでしょうね。(SBGM003ではありませんが、三越限定販売のGSに夜光を盛ったのを見ましたが、シンプルさが失われて今一でした。)
もう一本のEXIIもトリチウムが既に性能を失っているのでSBGM003と同じ状況です[落胆した顔]
今後ともよろしくお願いします。
by 旅GLASS (2007-10-29 00:31) 

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