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Gショック(引き算の美) [たかが時計ですが・・]

今日の時計はこの↓Gショックです。


以前これの普通の文字盤バージョンに関する記事書きましたが、その後実際に入手したのはヘビーデューティー色が薄れたこの通称クラブ仕様の黒文字盤(反転液晶)バージョンGW-5600BJ-1JFです。

写真では黒っぽいボディーから文字盤まで平面的に見えるのですが、実際に文字盤を覗くと、ミネラルクリスタルの風防、ソーラーセル、液晶、ELバックライト、そして各層間のプリント、と何層ものレイヤーの積み重ねで出来ていて非常に奥行感があり、どこか神秘的ですらあります。

全体としてのタフネスを強調するようゴムの質感を全面に出したデザイン基調は健在ですが、電波受信アンテナ収納のための12時位置の膨らみも最小限に抑えられていて、プリントにシルバーしか使わないモノクロームな外観と相まって、足し算的なデザインが多いGショックには珍しい、引き算的な引き締まったデザインになってます。

ただし、美しさの代償として液晶画面が少々見難いという機能的にはマイナス面もありますが・・・

市場競合の中で得てして装飾過剰になりがちなクオーツ・デジタル時計であっても、やる気になれば高級なデザインができることを証明している一品かと。
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